ITパスポート、何から勉強したらいい?

初めに

ITパスポートを受けたいけど、何から勉強すればいいのか分からない

──そんな悩みを抱える人は多いです。
公式サイトを見ても専門用語が並び、どこから手をつけるべきか迷いますよね。

でも安心してください。ITパスポートは正しい順番で学べば誰でも合格できる試験です。
この記事では、初心者が最短で合格するための勉強の始め方を、3ステップでわかりやすく紹介します。

ステップ⓪:まずは「ITパスポート試験の全体像」をつかもう

最初の一歩は、いきなり暗記や問題演習ではありません。
まずは「ITパスポートとは何の試験なのか」を理解することが大切です。

ITパスポートは、ITに関する基礎知識を問う国家試験で、3つの分野から出題されます。

  • ストラテジ系:経営やビジネス戦略などの知識
  • マネジメント系:プロジェクト管理やシステム開発の流れ
  • テクノロジ系:ネットワーク・セキュリティなどのIT技術

まずは「こんな範囲が出るんだな」とざっくり全体像をつかみましょう。
この段階で完璧に理解しようとする必要はありません。
大切なのは、「試験の地図」を頭に入れておくことです。

ステップ①:参考書や動画で全体を一周する

全体像を知ったら、次は教材を使って全体を軽く一周しましょう。
最初の目的は“理解すること”であって、“暗記すること”ではありません。

🔹おすすめ教材(独学向け)

  • 書籍:『いちばんやさしいITパスポートの』
     →迷ったらこれ一択!!初心者向け
  • 書籍:『キタミ式イラストIT塾 ITパスポート』(技術評論社)
     →イラスト中心で、ストーリーで理解できる
  • 動画:YouTubeの無料講座(スタディング公式など)
     →短時間で流れをつかむのに最適

「読む → 聴く → 見る」を組み合わせると、記憶が定着しやすくなります。
1日1章ペースで進めれば、1週間ほどで全体をざっくり理解できます。

ステップ②:過去問で出題傾向をつかむ

基礎をつかんだら、すぐに過去問を見てみましょう。
「まだ解ける自信がない」という人も、まずは問題の雰囲気に慣れることが大切です。

おすすめは、無料で使える「ITパスポート過去問道場」。
スマホでも利用でき、分野ごとの出題もできます。

過去問を解くと、

  • どんな言葉がよく出るか
  • どの分野が苦手か
    がはっきり見えてきます。

最初は正解率30%でもOK。
間違いながら、「あ、この言葉さっき見た!」という感覚を積み重ねましょう。

ステップ③:苦手分野を重点的に復習する

過去問を数回こなすと、得意・苦手が分かってきます。
ここからが“伸ばす”タイミング。

苦手分野は、もう一度テキストや動画で見直します。
特に次のようなテーマは多くの人がつまずくポイントです👇

  • セキュリティ(暗号・マルウェアなど)
  • 経営戦略(SWOT分析、KPIなど)
  • ネットワーク(IPアドレス、LAN/WANなど)

ノートを作るより、間違った問題をスクショ or 付箋でまとめるほうが効率的。
3回繰り返すだけで知識が定着します。

勉強を始める前に知っておきたい3つのポイント

① 毎日15〜30分でもOK

長時間やるより、毎日少しずつ続ける方が効果的です。
朝の通勤・通学時間や寝る前10分でも立派な勉強時間です。

② 完璧主義にならない

「全部覚えてから過去問」と考えると、いつまでも始められません。
とにかく手を動かして「出題のクセ」をつかむことが近道です。

③ 試験日を決める

目標日があると、自然と勉強のリズムができます。
試験は毎週のように実施されているので、1〜2ヶ月後を目安に申し込みましょう。

まとめ|最初の1週間は“全体像+過去問慣れ”を目指そう

ITパスポートの勉強は、「何から始めるか」で合格スピードが変わります。

✅ 全体を理解する
✅ 過去問で出題傾向を知る
✅ 苦手を重点的に克服する

この流れを意識すれば、初心者でも最短1〜2ヶ月で合格ラインに届きます。
まずは今日から、教科書を1章だけでも読んでみましょう。

「行動した人から受かる」
それがITパスポート最大のコツです。

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